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Vol.58 TERU WEBインタビュー

いよいよ今週末の7月30日(土)・31日(日)に開催が迫った『HAPPY SWING 20th Anniversary SPECIAL LIVE~We Love Happy Swing~Vol.2』(※1)。メンバーに課せられたのは、1人30分の持ち時間を、自身による作詞・作曲楽曲ONLYでセットリストを組む、というミッション。どんな選曲になるのか? 会場に足を運ぶファンクラブ会員に向けて伝えたいことは? リハーサル真っ只中のTERUを直撃した。


今回はメンバー各自、ご自身の作詞・作曲楽曲だけで30分のセットリストを組む、という試み。TERUさんブロックの選曲は、どんなことをポイントにされましたか?

TERU:まずは、久々にやる曲、あとは、盛り上がれる曲をミックスしてセットリストを組んでいきました。それと、『TERU ME NIGHT GLAY』(※2)でリクエストが多かった曲や、過去に「久々にライブで聴きたいです」というレスポンスがあった曲たちをピックアップしましたね。

ということは、ファンの方たちの予想を裏切るというよりは、期待に沿っていく感じでしょうか?

TERU:うん、裏切る曲はそんなにないかな? 最初は、「夏をテーマにしてやろうかな?」とも思ったんですけど、夏をテーマにしつつも、それだけじゃない、"ファンクラブだからこそ"の選曲がいいな、と思って。一般の方もたくさん来るようなライブだったらまた違ったと思うんですけど、ファンクラブ発足20周年記念(※3)ということもあって、「多少マニアックでも分かってくれるかな?」と思いながら選曲していますね。

メンバーの皆さんの選曲に対しては、どんな印象を持たれましたか?

TERU:最初に見た時は、バランス的にあまり良くないかな?と思ったんですよ。普段のGLAYのライブの進行的には、オープニングがあって、次に激し目の曲が来て、中盤で聴かせて後半でまた盛り上げて終わる…というようなスタイルが多かったんです。でも今回、4人の4パートを30分ずつで考えた時、TAKUROもHISASHIもけっこう偏った選曲をしていて。HISASHIコーナーとTAKUROコーナーを連続でやってみたら、体力が持たなかった(笑)。

TAKUROさんはバラードを余り選んでいない、という情報も耳にしました。

TERU:1曲もないですよ(笑)。でも、TERUコーナー、JIROコーナーはちゃんと聴かせどころもあります。JIROは今までGLAYのセットリストを考えて来た人なので、その流れを汲んだ、30分間という限られた中にもちゃんと起承転結があるようなセットリストをつくってきていて。でもHISASHIとTAKUROはお構いなしに「盛り上がればいい!」みたいな感じで組んでましたから(笑)。

リハーサル中に、「やっぱりこの曲、辞めた」とか、逆に追加したとか、変化はありましたか?

TERU:HISASHIのセットリストでは、あった(笑)。やってみて「なんか激しい曲ばっかりだなぁ。似たような曲ばっかりだから、これやらない!」と言って、1曲削りましたね。僕は、決めたらもうほとんどイジらずに。JIROは、リハーサルに入る2か月前ぐらいからセットリストを決めていたんですけども、その後、マネージャーの結婚式があったんですね。ある曲と共に過去からの写真が映し出される、というイカした演出があり、それを聴いて、「あ、この曲やりたいな。すげぇいい曲だった」ということで、今回も登場させていますね。

TERUさんが今回、個人的にどうしても入れたかった、という曲はありますか?

TERU:曲名を挙げるとネタバレになるのでやめておきますけども、以前、某野外ライブで少し披露して、「あ、これは今のGLAYがやったらカッコよくなるかな?」と思った曲があるんですよ。そのライブで披露した時はアコギを持っていなかったけれども、今回はアコギも弾く予定です。

楽しみです! 現在リハーサル期間中(※インタビューは7月中旬)ですが、一旦、個別練習の期間を挟んだそうですね?

TERU:そうなんです。"BEAT out!"ツアー(※4)や"BELOVED"ツアー(※5)でよくやっていた曲がたくさんあったので、意外と記憶に残っているというか、体が覚えてるな、という曲も多かったんですよね。リハーサルを最初の3日間やった時点で感触が良すぎたので、「じゃあ、1回期間を置いて、個人練習をやってまた集まったほうがお互いいいんじゃないかな?」ということになって。HISASHIがACE OF SPADES(※6)で忙しいので、体力的なことも配慮しながらやって欲しいな、という想いもありましたし。個人練習の期間はいい機会になりましたよ。譜割りが間違っていた曲を発見して、「あぁ、ここはこうだったか!」と気付いたりもしたし(笑)。家でもセットリスト通り曲を聴きながらジョギングしたり、本当にずっと生活のBGMとしていたので、ちゃんとリハーサルできてると思ったんだけど、意外と勝手に解釈してやってる曲もあったんだな、と。そこは微調整できましたね。

今回は「ブルーのアイテムを身に付けて参加しましょう」という告知がされていて、ファンの皆さんも参加感を味わえるイベントになりそうですね。

TERU:そうですね。JIROが、皆で統一したことをやってみたら面白いかも、という話をしたのがきっかけなんです。もともとは、皆真っ白とか真っ黒というコンセプトでも面白いね、という話をしていたんですけど、ファンクラブ発足20周年ということもあるので、HAPPY SWINGのイメージカラーと言えばシアン(緑がかった青色)だね、という話になって。会報が届くと、ファンの子たちが皆「幸せの青い封筒が届いた!」という言い方をしているのも知っていたので、じゃあそのイメージで統一してやってみたいね、ということになりました。まずLiB CAFEのキャラクターに青い衣装を着させてみて、その衣装に近いものを実際の僕らが着て行こう、という逆の発想をして。そこから始まって、じゃあ、ファンの子たちにも何か青いものを身に付けて来てもらおうか?と。何でもいいんですけどね。

当日は幕張近辺で他にもいろいろなアーティストのライブ、イベントが開催されるんですよね。

TERU:そうみたいですね、関ジャニ∞とかね。

安田章大さんのメンバーカラーが青で、青色アイテムを身に付けて来場されるファンの方もいらっしゃるので、「幕張エリアが青く染まるんじゃないか?」とSNSで話題になっているのを見掛けました。

TERU:へぇ~それ、いいね! 面白そう(笑)。GLAYファンの皆が青いアイテムをいっぱい身に付けて来てくれるといいよね。Tシャツもブルーだから、買ってすぐ着替えたらもう、全身ブルーになっちゃうので(笑)。統一感があるとやっぱりお祭りっぽくて盛り上がりますよね。

今回は、2011年のVol.1開催の時とは違って、ゲストの方はいらっしゃいませんね?

TERU:そう、ゲストは特にいなくて、ステージ上は5人だけですね。観に来てくれるのがファンクラブの皆だから、結局何が一番うれしいか?というと、やっぱり過去の楽曲を聴けることだと思うので。ミーティングを重ねながら、「オープニングどうしようか?」「派手にしようか?」とか、メンバー4人でもいろいろと考えたけど、そこにお金を掛けるぐらいだったら違うところに掛けていこう、と思ったんですよね。マニアックな選曲にはなるけども、今までにない試みとして、歌詞(の字幕)を全曲に付けてみたり。やっぱり三世代のファンの人たちがいるし、ファンクラブの子たちには優しいライブを、という想いもあったので。普段のライブだと、歌詞を付けるのは嫌う人もいるでしょうけどね。あとは、Vol.1の時にグルッと回るセンターステージだったので、それは"We ♡ Happy Swing"のスタイルとして今回もやってみよう、ということで採用しています。

前回を振り返ってみて、TERUさんとして一番思い出に残っているのはどんなことですか?

TERU:東日本大震災があった年なので、余震にもすごく気を遣いましたね。やるかやらないかについても、何度もミーティングをしていたので……。その当日、朝7時ぐらいだったかな? 朝地震があったので、電車が止まっていて。どうなるんだろう?という状況の中で、「ファンの子たちは大丈夫かな?」と心配したり、開催を決定した時のスタッフの複雑な心境を想ったり……実際にイベント中に揺れたらどう対処すればいいんだろう?という予備知識も、自分なりに頭に入れて臨みました。楽しいのは楽しかったんですけども、やっぱり震災の影響があったイベントではあったな、と。

今年も熊本・九州の地震、つい先月には函館でも大きな地震がありましたし、全国からいらっしゃる皆さんの移動も心配ではあります。

TERU:そうですね…。今日も、九州50年ぶりの大豪雨があったし、天災が多くはなりましたけども。今回は何事もなく進んでほしいな、と。それにプラスして、夏なのでやっぱり熱中症には気を付けてほしいな、と思います。

前回は、嵐の「Love so sweet」をカバーして盛り上がる場面もありました。

TERU:そうでしたね。それも、『TERU ME~』の中でいろんな投げ掛けをしていたら、「嵐の曲をカバーしてほしい」という声が大きかったので、やってみたんです。千葉で開催するということで、何かしら(千葉を拠点とするbayfmの)『TERU ME~』とはいろいろ関係性を持ちながらやりたいな、というのもあって。『TERU ME~』のスタッフの皆も幕張に来て、いろいろとイベントをやったりしてくれているのでね。後のことはあまり何も考えずにあの曲を提案してやってはみたものの、映像化する際の権利関係は心配だったんですけどね。でも、ジャニーズ事務所さんが「GLAYさんだったら大丈夫です」と、快諾してくださって。そういうところでも、GLAYが音楽と真摯に向き合ってきた歩みがあったからこそ信頼してもらえたのかな?と感じられましたね。あとは、ファンの子たちがデザインしてくれた衣装を着てみたり、提案してもらってグッズをつくってみたり。ファンクラブの会員の子たちとコラボレーションして一緒につくっていこう、という文化祭的な感覚は大きかったと思います。でも今回は20周年ということで、完全にGLAY発信のイベントになりますね。

今回は、アフターパーティー(※7)も開催されますね。

TERU:土日で夏となると、開演が5時とか、すごく早い時間になってしまうので、7時半とか8時ぐらいには終わってしまうんですよね。遠方から来てくれてる子たちもいるし、幕張に泊まってる子たちも多いだろうし、せっかくならそういう子たちが安全に楽しめる場所を提供しましょう、ということで、今回アフターパーティーを開催することにしました。DJ Massくん(※8)を筆頭としたDJの方々に、夏の楽しい想い出をつくっていただきたいな、と。FM802(※9)のDJの方々も協力してくれて、ありがたいですね。<

DJの方々の人選や、LiB CAFE(※10)やアフターパーティーの企画には、メンバーの皆さんも関与なさっているのですか?

TERU:内容はだいたいスタッフの皆に考えてもらっていますね。人選に関してはHISASHIが中心となってDJの方々に声を掛けたり。それぞれがそれぞれの得意分野でアイディアを出しています。

TERUさんが今回、最もご自身のパワーを発揮なさったのは…?

TERU:絵ですよ! ポスターを頑張って描きました。

完成までの過程もSNSで見せてくださっていましたね。

TERU:そうそう。描いているプロセスを見せないと、「本当に描いたのかな?」って思われがちなので(笑)。「ちゃんとやってますよ?」という。ファンの子たちから「塗り絵が欲しい!」という意見があったので、ペンを入れて色を塗る前に一旦スタッフに絵を渡して、それをスキャンしたものをA4サイズにしてもらい、塗り絵をつくりました。クリアファイルを買ってくれた方(※HAPPY SWING会員限定)に、千葉パルコで配布しようかな?と思っているので、ぜひとも千葉パルコでLiB CAFEを楽しんでいただきたいですね。そのイベントの一環として塗り絵コーナーがあるんですけど、皆が塗った作品を回収して僕らで見させてもらって、審査もすることになりました。特別賞はTAKUROから函館旅行が贈られますので、是非、北海道新幹線で足を運んでいただければ、と(笑)。金賞は未だ内容が決まってないんですけど、俺賞で、銀賞はJIROにお願いしていて、銅賞はHISASHIから、何かをもらえます(笑)。

では最後に、当日幕張にいらっしゃるファンの方々に向けて、事前にお伝えしておきたいメッセージがあればお願いいたします。

TERU:今回はファンクラブ発足20周年ということで、皆さんにも協力してもらって、皆で同じ色のものを身に付けてライブをしましょう、という初の試みをします。僕らも普段は衣装を揃えることはしないバンドですけど、今回はファンクラブという一つの括りの中で、「そういう楽しみ方も面白いよね」ということでやってみよう、と。皆さんにも、少しでも"参加型のライブ"を楽しんでもらえたらなと思います。あと、今回は激しい曲も多いので、その場その場で手振りだとか面白いことをやってみたいな、と考えていて。なので、皆さんには体力を付けて来ていただければ、と思います。そうは言ってももう直前なので、なかなか難しいかもしれませんけども(笑)。もちろん、熱中症にはくれぐれも気を付けて楽しんでほしいですし、北海道フェアとして"G級グルメ"と銘打った美味しいものもたくさん用意していて、メンバー・プロデュースのドリンクもたくさんあります。夏を楽しむ、というテーマでライブを楽しんで、ファンの子たち同士の繋がりも楽しんでいただけたらな、と。是非とも"ハイコミ"してほしいですね!


※1:We Love Happy Swing~Vol.2
GLAYオフィシャルFan Club「HAPPY SWING」の発足20周年を記念した会員限定ライブ。
2016年7月30日(土)、31(日)幕張メッセにて開催予定。

※2:TERU ME NIGHT GLAY
bayfmにてTERUがDJと務めているラジオ番組。毎週水曜23:00~23:50に放送。

※3:ファンクラブ発足20周年
1996年に発足したGLAYオフィシャルFan Club「HAPPY SWING」。
2016年5月で発足20周年を迎えた。

※4:"BEAT out!"ツアー
1996年1月~3月に全9公演開催した『BEAT out! '96』と、8月~9月に全11公演開催した『BEAT out! reprise』ツアー。

※5:"BELOVED"ツアー
1996年~1997年にかけて全33公演開催した『BELOVED YOU』ツアー。

※6:ACE OF SPADES
HISASHI(Guitar)TAKAHIRO(Vocal)TOKIE(Bass)宮上元克(Drum)からなる4ピースバンド。

※7:アフターパーティー
7月30日(土)・31日(日)に幕張メッセで行なわれるファンクラブ会員限定スペシャルライブ「HAPPY SWING 20th Anniversary SPECIAL LIVE ~We Love Happy Swing~ Vol.2」の終演後に、豪華DJ陣によるAFTER PARTYが開催される。

※:8DJ Mass
SOUL'd OUTのサポートDJであり、音楽業界において様々なレコーディングやライブに参加。
beatmaniaIIDXに楽曲提供をしているコンポーザーとしても知られている。

※9:FM802
1局2波体制のFM放送局であり、大阪の音楽ラジオ番組。

※10:LiB CAFE
お台場ヴィーナスフォートや函館G4 Spaceなどで開催されるGLAY恒例のイベント。

インタビュー:大前多恵