JIRO WEBインタビュー
2年ぶりのTHE PREDATORSの活動、そしてニューシングル、ニューアルバムについてJIROに直撃。
●THE PREDATORSのツアーお疲れさまでした。ツアーの盛り上がりは、ブログ(GLAY MOBILE)からも伝わってきました。福岡DRUM LOGOSは12年ぶりと書かれていましたね。
JIRO:MCでも言ったんだけど、前回LOGOSでライブをやったのは、GLAYの"男ナイト"。当時、発表を渋って渋って、テレビとかで急遽発表みたいな感じにしたら、その作戦が大失敗して、チケットが全然売れなかったという(笑)。なので、今回はソールドアウトして、自分的にはリベンジが果たせました(笑)。
●どの会場もすごい盛り上がりだったようですね。
JIRO:盛り上がりましたね。面白いのが、真ん中から下手側がGLAYのファン、上手側がthe pillowsのファン、で、ちょっと真ん中にELLEGARDENファン、みたいな(笑)。ずっと(山中)さわおさんの方を見てる人とか、ずっと俺の方を見てる人とか。高橋(宏貴)くんのファンの人たちは、サークルモッシュやってるから見てない(笑)。
●ステージからしっかり見えてるんですね。MCはどんな感じでしたか?
JIRO:さわおさんは、MCの内容とかも結構決めていて。ここで自分はこういうことを話して、ここで振るね、とかって話があるんです。前はそこで、「ありがとうね!」とかだけだったけど、今回は、ライブDVDの特典を会場のMC集みたいにしようかという話になって。毎回、俺がテーマみたいなのを振って、さわおさんだったらどうですか、高橋くんだったら…っていう回し方をしていこうっていうことで。それから、だんだん俺の中で"スター"な自分っていうキャラを作り出して、さわおさんがそこをいじるっていう、そういう流れに…(笑)。
●打ち上げも盛り上がったようですが、だいたい何時くらいまで飲んでいたんですか?
JIRO:さわおさんが「帰る」って言うまで! 福島のフェス(風とロック芋煮会2012@猪苗代湖)に出た時は、会場を夜の11時に出て、それまでも結構飲んでたんだけど、バスの中で、さわおさんがボソッと「市内に着いたら軽く飲みに行く?」……「いいですよ!」みたいな(笑)。市内まで1時間くらいかかるから、着いたら12時くらい。俺、東京にいると、遅くとも1時には寝てるから、そこから飲みに行く感覚がまったくなかったんだけど、「リーダーが言うなら、喜んで!」って(笑)。で、結局2時半くらいまで飲んで。で、翌日の始発で帰るっていうパターンですね。さわおさんが「もう一軒行くか!」って言ったら「喜んで!」って。
●さわおさんの言うことは絶対!なんですね(笑)。でも、楽しそう。
JIRO:それもあってのTHE PREDATORS、ですね。いろんな意味でグルーヴ感が生まれてきましたね。もともと、さわおさんがなんでもできる人で、「いいっすね、いいっすね! じゃあ、ついていきます」みたいな感じだったのが、今回ツアーまわって、高橋くんもいいキャラ出してきたし、俺もグイグイいくようになったし、より面白くなってきた。"飲み"には最後までちゃんと行くっていう気を遣いながら(笑)、ツッこむところはツッこんでっていう。いいバランスですね。
●FM802「BUGGY CRASH NIGHT」にはライブハウスが初めて、というリスナーの方からの投稿もありましたね。若い世代も多いなと改めて感じました。
JIRO:多いですよ。今週末から試験です…何歳?15歳!みたいな。「子育て大変です」っていう人が一番少ないかも。その期間はGLAYはいったんお休みになっちゃうんでしょうね。で、また子どもが育ったら戻ってくる、面白いもんですね。
●そういえば、先日見たテレビ番組で、「最近は恋愛の歌ばかり。結婚してからが一番大変なのに、そういう応援ソングはないのか!?」という投稿がありました。
JIRO:GLAYを聴いてください(笑)。お願いしま~す。
●それにしても、JIROさんは活動が切れ目なくずっと繋がってますね。長居ライブを思い出す時間はなかったかもしれませんが…。
JIRO:思い出す、思い出す! なぜならDVDの映像チェックをしなきゃいけなかったから。
●では、一番印象に残っているのは?
JIRO:日産スタジアム(2009年)よりも、全然余裕でやってるって感じ。バンドのスケール感があの時より全然増してるなって…それが第一印象でしたね。自信を持って演奏している感じと、スタジアムの空気に負けていない感じと。
●やはり、いろんな経験を通してというのが大きいんでしょうか?
JIRO:でしょうね。その前のハイコミツアー(2011年10月~2012年4月)の本数がかなりあったので、そこで相当な曲数演奏したし。去年7月30、31日にやった幕張でのライブは2日間内容がまったく違ったんですけど、ファンの人たちからリクエストしてもらったもんだから、普段やることのない曲ばっかり(笑)。そういうのもやればできるじゃんっていう、そこから来る自信も大きいんじゃないですかね。
●GLAYってキャリアを重ねても、チャレンジが多いバンドですよね。長居のライブでも、あんなスケジュールの中、よくもこんなライブを…って驚きました。
JIRO:長居は、リハーサルも少なかったなっていう印象で、みんな集中してやったっていう感じでしたね。でも、どっか適当だからっていうところもあると思いますよ。「まぁいいや、間違えても」って。少なくとも俺はそう思ってたな。走りながら「間違えた~! しょうがねぇわ!」「これは間違えるだろう! ステージの上にいないんだし」って(笑)。その辺りの開き直りはありましたね。それよりも、ここにいる人に楽しんでもらおうっていう思いが強かった。
●では、12月5日リリースのJIROさん曲「運命論」についても教えてください。曲としては前からあったそうですが。
JIRO:自分で作った時は、バンドのアレンジの想像がつかなくて。アコースティックギター1本と歌だけだったんですよ。自分で作ると、それ以上の発想が出ないんだけど、でもこの曲好きだなと思って、TAKUROくんに投げたら、すごい気に入ったみたいで。この曲はこうしよう!っていつも以上に張り切っていたので、じゃあ、どうぞ、お任せします、って(笑)。ただ、ジャケットのアイデアは、こういう感じがいいんじゃないかなとかいうのがあったんで、今回は珍しく、こういう風にしてほしい、ああいう風にしてほしいって、デザイナーの人に細かくリクエストはしましたね。今日も朝から撮影だって聞いて、見に行ってきたんです。
●どんな写真なんですか?
JIRO:外国人の女の子がカメラを持ってる姿をポラロイドで撮った写真なんだけど、現場の机の上に、それが50枚以上ば~っと並んでて、その中の一枚を「これいいね!」って言っていたら、カメラマンとデザイナーの人がそこへ来て、「見た? どれがいい?」って。で、「俺、これがいいと思った」って言ったら、「そうだよね!」「この写真だけ妙な空気感があるよね」「じゃあ、これでいこう」って。俺が一番こだわっていたのは、外国人の女の子がモデルだから絵になるし、かわいらしいんだけど、それだけで終わるんじゃなく、その先に見えるものがあってほしいって。たとえば哀愁を感じるとか、この女の子は何を見てるんだろう?とか、そこまでいってほしいなと思って。(自分の曲だから)思い入れがある、というのとはまた違って…責任感かな。
●シングル2枚同時発売というのも久々ですよね。
JIRO:HISASHIの曲に関しては…なんでもいい(笑)。やっぱり、自分の曲に対しての責任感ですね。自分の曲を初めてメンバーが選んでくれた"シングル"という形の楽曲を作るにあたって、より気配りして、ちゃんと世の中に送り出したいなっていうのがあります。
●「運命論」というタイトルで、歌詞の内容も興味深いです。
JIRO:最初に歌詞が送られてきた時思ったのは、小っちゃい子が見ても理解できて、また、その人たちが大人になったら、より深く理解してくれる内容だなって。難しい言葉は全然使ってなくて、わかりやすい言葉で…俺はそれがすごく好きなんですけど。年と共に自分の背景と共に、その歌が生きていくんだろうなって…そういう歌詞になっていると思います。
●さらに、アルバムへと続きますが、JIROさんからの予告をお願いします。
JIRO:これでもかっていうくらい新曲がたくさんあるんで、それだけで楽しめるんじゃないかな、という感じですね。俺の曲は「運命論」と「Ruby’s Blanket」と、あともう1曲で、それがヘンな曲(笑)。今までだったら採用されなさそうな曲なんですけどね。なんで採用されたんだろう(笑)。
●これまでも作ってはいたけど、採用されなかったタイプの曲?
JIRO:そうそう。ちょっとつかみどころの難しい曲(笑)。今回、THE PREDATORSのツアーやりながら、俺結構いい曲書いてるなっていう手応えはあったんですけどね(笑)。GLAYの新曲に関しては、ヘンな曲です!
●THE PREDATORSのツアーお疲れさまでした。ツアーの盛り上がりは、ブログ(GLAY MOBILE)からも伝わってきました。福岡DRUM LOGOSは12年ぶりと書かれていましたね。
JIRO:MCでも言ったんだけど、前回LOGOSでライブをやったのは、GLAYの"男ナイト"。当時、発表を渋って渋って、テレビとかで急遽発表みたいな感じにしたら、その作戦が大失敗して、チケットが全然売れなかったという(笑)。なので、今回はソールドアウトして、自分的にはリベンジが果たせました(笑)。
●どの会場もすごい盛り上がりだったようですね。
JIRO:盛り上がりましたね。面白いのが、真ん中から下手側がGLAYのファン、上手側がthe pillowsのファン、で、ちょっと真ん中にELLEGARDENファン、みたいな(笑)。ずっと(山中)さわおさんの方を見てる人とか、ずっと俺の方を見てる人とか。高橋(宏貴)くんのファンの人たちは、サークルモッシュやってるから見てない(笑)。
●ステージからしっかり見えてるんですね。MCはどんな感じでしたか?
JIRO:さわおさんは、MCの内容とかも結構決めていて。ここで自分はこういうことを話して、ここで振るね、とかって話があるんです。前はそこで、「ありがとうね!」とかだけだったけど、今回は、ライブDVDの特典を会場のMC集みたいにしようかという話になって。毎回、俺がテーマみたいなのを振って、さわおさんだったらどうですか、高橋くんだったら…っていう回し方をしていこうっていうことで。それから、だんだん俺の中で"スター"な自分っていうキャラを作り出して、さわおさんがそこをいじるっていう、そういう流れに…(笑)。
●打ち上げも盛り上がったようですが、だいたい何時くらいまで飲んでいたんですか?
JIRO:さわおさんが「帰る」って言うまで! 福島のフェス(風とロック芋煮会2012@猪苗代湖)に出た時は、会場を夜の11時に出て、それまでも結構飲んでたんだけど、バスの中で、さわおさんがボソッと「市内に着いたら軽く飲みに行く?」……「いいですよ!」みたいな(笑)。市内まで1時間くらいかかるから、着いたら12時くらい。俺、東京にいると、遅くとも1時には寝てるから、そこから飲みに行く感覚がまったくなかったんだけど、「リーダーが言うなら、喜んで!」って(笑)。で、結局2時半くらいまで飲んで。で、翌日の始発で帰るっていうパターンですね。さわおさんが「もう一軒行くか!」って言ったら「喜んで!」って。
●さわおさんの言うことは絶対!なんですね(笑)。でも、楽しそう。
JIRO:それもあってのTHE PREDATORS、ですね。いろんな意味でグルーヴ感が生まれてきましたね。もともと、さわおさんがなんでもできる人で、「いいっすね、いいっすね! じゃあ、ついていきます」みたいな感じだったのが、今回ツアーまわって、高橋くんもいいキャラ出してきたし、俺もグイグイいくようになったし、より面白くなってきた。"飲み"には最後までちゃんと行くっていう気を遣いながら(笑)、ツッこむところはツッこんでっていう。いいバランスですね。
●FM802「BUGGY CRASH NIGHT」にはライブハウスが初めて、というリスナーの方からの投稿もありましたね。若い世代も多いなと改めて感じました。
JIRO:多いですよ。今週末から試験です…何歳?15歳!みたいな。「子育て大変です」っていう人が一番少ないかも。その期間はGLAYはいったんお休みになっちゃうんでしょうね。で、また子どもが育ったら戻ってくる、面白いもんですね。
●そういえば、先日見たテレビ番組で、「最近は恋愛の歌ばかり。結婚してからが一番大変なのに、そういう応援ソングはないのか!?」という投稿がありました。
JIRO:GLAYを聴いてください(笑)。お願いしま~す。
●それにしても、JIROさんは活動が切れ目なくずっと繋がってますね。長居ライブを思い出す時間はなかったかもしれませんが…。
JIRO:思い出す、思い出す! なぜならDVDの映像チェックをしなきゃいけなかったから。
●では、一番印象に残っているのは?
JIRO:日産スタジアム(2009年)よりも、全然余裕でやってるって感じ。バンドのスケール感があの時より全然増してるなって…それが第一印象でしたね。自信を持って演奏している感じと、スタジアムの空気に負けていない感じと。
●やはり、いろんな経験を通してというのが大きいんでしょうか?
JIRO:でしょうね。その前のハイコミツアー(2011年10月~2012年4月)の本数がかなりあったので、そこで相当な曲数演奏したし。去年7月30、31日にやった幕張でのライブは2日間内容がまったく違ったんですけど、ファンの人たちからリクエストしてもらったもんだから、普段やることのない曲ばっかり(笑)。そういうのもやればできるじゃんっていう、そこから来る自信も大きいんじゃないですかね。
●GLAYってキャリアを重ねても、チャレンジが多いバンドですよね。長居のライブでも、あんなスケジュールの中、よくもこんなライブを…って驚きました。
JIRO:長居は、リハーサルも少なかったなっていう印象で、みんな集中してやったっていう感じでしたね。でも、どっか適当だからっていうところもあると思いますよ。「まぁいいや、間違えても」って。少なくとも俺はそう思ってたな。走りながら「間違えた~! しょうがねぇわ!」「これは間違えるだろう! ステージの上にいないんだし」って(笑)。その辺りの開き直りはありましたね。それよりも、ここにいる人に楽しんでもらおうっていう思いが強かった。
●では、12月5日リリースのJIROさん曲「運命論」についても教えてください。曲としては前からあったそうですが。
JIRO:自分で作った時は、バンドのアレンジの想像がつかなくて。アコースティックギター1本と歌だけだったんですよ。自分で作ると、それ以上の発想が出ないんだけど、でもこの曲好きだなと思って、TAKUROくんに投げたら、すごい気に入ったみたいで。この曲はこうしよう!っていつも以上に張り切っていたので、じゃあ、どうぞ、お任せします、って(笑)。ただ、ジャケットのアイデアは、こういう感じがいいんじゃないかなとかいうのがあったんで、今回は珍しく、こういう風にしてほしい、ああいう風にしてほしいって、デザイナーの人に細かくリクエストはしましたね。今日も朝から撮影だって聞いて、見に行ってきたんです。
●どんな写真なんですか?
JIRO:外国人の女の子がカメラを持ってる姿をポラロイドで撮った写真なんだけど、現場の机の上に、それが50枚以上ば~っと並んでて、その中の一枚を「これいいね!」って言っていたら、カメラマンとデザイナーの人がそこへ来て、「見た? どれがいい?」って。で、「俺、これがいいと思った」って言ったら、「そうだよね!」「この写真だけ妙な空気感があるよね」「じゃあ、これでいこう」って。俺が一番こだわっていたのは、外国人の女の子がモデルだから絵になるし、かわいらしいんだけど、それだけで終わるんじゃなく、その先に見えるものがあってほしいって。たとえば哀愁を感じるとか、この女の子は何を見てるんだろう?とか、そこまでいってほしいなと思って。(自分の曲だから)思い入れがある、というのとはまた違って…責任感かな。
●シングル2枚同時発売というのも久々ですよね。
JIRO:HISASHIの曲に関しては…なんでもいい(笑)。やっぱり、自分の曲に対しての責任感ですね。自分の曲を初めてメンバーが選んでくれた"シングル"という形の楽曲を作るにあたって、より気配りして、ちゃんと世の中に送り出したいなっていうのがあります。
●「運命論」というタイトルで、歌詞の内容も興味深いです。
JIRO:最初に歌詞が送られてきた時思ったのは、小っちゃい子が見ても理解できて、また、その人たちが大人になったら、より深く理解してくれる内容だなって。難しい言葉は全然使ってなくて、わかりやすい言葉で…俺はそれがすごく好きなんですけど。年と共に自分の背景と共に、その歌が生きていくんだろうなって…そういう歌詞になっていると思います。
●さらに、アルバムへと続きますが、JIROさんからの予告をお願いします。
JIRO:これでもかっていうくらい新曲がたくさんあるんで、それだけで楽しめるんじゃないかな、という感じですね。俺の曲は「運命論」と「Ruby’s Blanket」と、あともう1曲で、それがヘンな曲(笑)。今までだったら採用されなさそうな曲なんですけどね。なんで採用されたんだろう(笑)。
●これまでも作ってはいたけど、採用されなかったタイプの曲?
JIRO:そうそう。ちょっとつかみどころの難しい曲(笑)。今回、THE PREDATORSのツアーやりながら、俺結構いい曲書いてるなっていう手応えはあったんですけどね(笑)。GLAYの新曲に関しては、ヘンな曲です!