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JIROインタビュー

Vol.26に続いてのJIROインタビュー。今回のテーマはレコーディング。新たにプロデューサーに迎えた亀田誠治さんについてJIROが語ります。
        

――では、このたび発表されたプロデューサー・亀田誠治さんとのレコーディングについてお聞きします。亀田さんにお願いしたきっかけから教えてください。
JIRO実は、亀田さんには、夢人島Fes.(※)に出た時に、打ち上げで「やってください」って言ってました。ちょうどその前にメンバーと話してたんですよ。佐久間(正英)さんと長いことやってきてて、たまには別のプロデューサーとやって気分転換するのもアリだよね、っていう実にミュージシャンらしい考え方だと思うんですけど。ただ、佐久間さんとやらない理由もなくて。で、もし新しいプロデューサーとやるとしたら?って中で、亀田さん面白そうだよねっていう話があって。それでみんな気になってたんですよね。そういう流れがあって、夢人島Fes.でお会いしたので、"亀田さんって俺たちのプロデューサーやってくれませんか? 機会があったらぜひ!"みたいに言ってみたら、「よし、僕とやるんだったら、ほんとに自信作持ってきて」ってすっごいニコニコしながら…"持ってきてよ!""わかりました!"っていう感じだったんですよね。
――※「THE 夢人島 Fes.2006 WOW!! 紅白! エンタのフレンドパーク Hey Hey ステーション …に泊まろう!」。2006年8月26日・8月27日、静岡県浜松市西区の浜名湖ガーデンパークにて開催された。GLAYは8月27日に出演 。

――メンバーから亀田さんご本人に直談判、だったんですね。
JIROそれから随分年月が経って、「JUSTICE」をセルフプロデュースでやって、次の曲どうしようか、ってなった時に、前に話してた亀田さんに本気でオファーしてみようか?って。佐久間さんとやらない理由っていうのは、いまだにないんですけどね。セルフプロデュースで何か新しい感触をつかんで、新しいプロデューサーでまた新しい感触をつかんでみたいなぁっていう感じで。

――ようやく実現した、亀田さんとのレコーディングはいかがでしたか?
JIROまぁ新鮮でしたね。曲選びもそうだし、亀田さんが作ってきてくれたデモテープも僕的には、自分のベースのアプローチにないものだったから。佐久間さんのプロデュースでは、僕たちは長いこと生徒だったんで、答えが想像しやすいというか。亀田さんプロデュースの場合は、TAKURO楽曲にもかかわらず、僕の思ってる答えではない答えをデモテープで提示されて、面白いなぁって思って。

――長年やってきても、新鮮味や面白さを感じられるのは素敵ですね。
JIRO今後も何かやってみたいなぁって思わせてくれる、それは亀田さんであっても別のプロデューサーであってもそうなんですけど。今回、新しいエンジニアさんとの出会いもあったし、亀田さんが連れてきてくれた新しいドラマーの人との出会いもあったんです。まだまだ可能性がたっくさんあるなっていう風に感じましたね。亀田さんにもちゃんとお会いするのは2回目くらいだったと思うんですけど、すぐ、僕らの輪の中に入ってきてくれて、物腰もやわらかくて、魅力的な人だなぁって思いました。