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TERU WEB INTERVIEW

オフィシャルサイト・オリジナルインタビュー、2014年第1回はTERU。
現在進行中のレコーディングについて語ってもらいました。


2014年初のWEBインタビューということで、現在進行中の新作のレコーディングについて教えてください。JIROさんのブログ(Recording Live and more...2/7UP)によると、プロデューサーは亀田誠治さん、TERUさん作の楽曲のレコーディングもあるということですが。
TERU
僕の曲に関していうと、プリプロは済んでいてレコーディングはこれからです。今回、自分の中ではとにかくポップな曲をというテーマがあって。7曲全部ポップな曲をプレゼンして、結果2曲選択されました。ちょっとキュンとする曲とタイトでスピード感のある曲っていう、どポップな2曲です。

TERUさんのtwitterで、夜書いた歌詞を朝見たら…みたいなことも書いてありましたね。
TERU
まさにそれですね。夜書いた歌詞が甘酸っぱくなり過ぎて、その過度な甘酸っぱさをどう排除しようというのが朝の作業になってます(笑)。一つは甘酸っぱい歌詞、一つは夏をテーマにした歌詞で、曲はどちらもすごくいい仕上がりですよ。自分の中では2曲とも今年の東北でのEXPOのイメージを広げていっていて、みんなで歌えるような曲にしたいなと思って作りました。

甘酸っぱい歌詞を書いてみようと思ったのはどういう心境からだったんですか?
TERU
函館のライブ映像を改めて観た時、あそこでいろんな出会いがあって、思い出を作って帰った人も多いんだろうなって考えたんです。夏の一夜の甘酸っぱい思い出…それは僕らとの思い出も含めて。それで、次の東北でのEXPOでも、そんな甘酸っぱい楽しい一夜を送ってほしいなって。東日本大震災からもうすぐ3年になります。僕らもしっかり一緒に歩んでいきたいと宣言しましたし。いろんな思い出を持って、さらに一歩前に進んでほしいなっていう思いもあるんです。これからレコーディングに向けて、より具体的なテーマ、言葉を見つけている段階です。

TERUさんのテーマはポップということでしたが、他のメンバーからはどういう曲があがっていたんですか?
TERU
亀田さんと一緒にやるにあたって、他のメンバーも相当色々考えながら楽曲を提出したと思います。今回のアルバムに関して今聴いているところでいうと、結構みんなポップですね。"ポップなサウンドでロックを奏でたい"っていう、もともとGLAYが持っているテーマが芯にありながら、それぞれの捉え方で楽曲を制作してきたんじゃないかな。今、14曲がレコーディング候補にあがっているんですけど、どの曲をアルバムに入れても最高のアルバムが出来そうな楽曲ばかりですよ。

亀田さんとの作業はどんな雰囲気なんですか?
TERU
ギター、ベース、ピアノ、ドラム…アンサンブルをしっかり組み立ててくれるっていう印象ですね。ちょっとした音の濁りも許さないっていう、緻密な組み方をされる方ですね。デモに入っていたギターのフレーズを覚えていて、レコーディングの時に「TAKUROくん、あのデモのフレーズを弾いてくれない?」っていう一言によってバランスがぐっと変わったことがありましたね。よくもそこを聴き逃さなかったなっていうぐらい細かい指摘もあって、ニコニコしてるけど、さすが先生だなって(笑)。

ボーカルに関しては?
TERU
ボーカルは自由に歌わせてくれますね。昨年の夏にリリースした「DARK RIVER」では、自分の納得いくテイクが録れたら後は亀田さんが全部チョイスする、っていうやり方でした。今回はまず、僕は渾身の歌を歌うことをテーマにやっていきたいなと思います。自分の中で"歌に対してのテーマ"もどんどん見えてきたので。

歌うこと、歌い方についての考え方に変化があったんですか?
TERU
今までは"キレイに歌うこと"がなんとなく嫌だったんです。人間的なものを出したいと思って、あえてピッチが甘いものをOKにしたりして、そこを重視した作り方をしてきたんだけど。最近、キレイなものも作ってみたい、そういう曲も何曲か入れてみたいなって。キレイなサウンド作りをしているので、それに合ったキレイな歌を歌いたい。亀田さんがいるから間違った方向にはいかないだろうって、安心してできるからなのかもしれないですね。

アルバムの音が届くのを楽しみにしています。