TAKURO WEB インタビュー
最新シングル「百花繚乱/疾走れ!ミライ」をリリースしたGLAY。
そして来月5日には13枚目のニューアルバム「MUSIC LIFE」もリリース。それに先立ちメンバーそれぞれがニューアルバムを語るインタビューシリーズをアップ。第1弾はTAKURO!
――新しいアルバムが完成しました。
■TAKURO:アルバム・タイトルは『MUSIC LIFE』ですよ。我ながら思い切ったなと(笑)。新作には多くのドラマーたちが参加してくれたことで、ザ・ローリング・ストーンズの"グレート・ギターリスト・ハント"(オーディション)にかけて、GLAYの"グレート・ドラマー・ハント"じゃないか?ということで、仮タイトルは『グレート・ドラマー・ハント』だったんですよ。で、JIROの書いたアルバム最終曲は、タイトル無しのまま、いつものように俺が歌詞を書き、できあがった時にGLAYのアマチュア時代からの流れを振り返って「MUSIC LIFEと付けたら、俺たちの歴史そのものだな」と思いました。MUSIC LIFEという音楽雑誌は廃刊になっていて、その意志を継ぐと言っては大げさですけど、おこがましいですがMUSIC LIFEと付けました。
――TAKUROさんが書いた楽曲も、今までの曲とは性向を異にするような曲が多いと思うのですが。
■TAKURO:今回みんなの曲も俺の曲も素直な曲ばかりで、キッズ時代の思いをそのままにというところがあったので、それこそ20周年の集大成ということで、誰にも気を使いませんでした。曲、歌詞、アレンジ、に至るまで。
20年、俺なりによく頑張ったなと思うわけです。浮き沈みの激しい中で、GLAY号という船を漕いできたけれども、少しばかり「GLAYは永遠ではない」とか終わりを受け止める姿勢も大人になってできてきて、だからこそ毎日が大事だし、愛おしい。だからこそこのアルバムはリーダーとしてとかではなく、本当にやりたいことをやってやろうと思いました。もっと自分と音楽に正直でいたいと思った。
――過去の自分楽曲を見つめたところはあったのでしょうか?
■TAKURO:「SAY YOUR DREAM」の時は、自分と向き合いすぎちゃって、「われは人生をかく語りき」みたいだったけど、今回は、いわゆるバンドが映えるようなメロディに対する歌詞にしました。いわゆる「みんなで歌いましょう」というような歌詞。「HOWEVER」みたいな楽曲があったとして、ミュージシャンの多くはそれを越えようとするんだろうけれど、俺は胸張って"「HOWEVER」は「HOWEVER」としてあるしな"と思いました。もうあれに替わる曲なんか必要ないし、「彼女の"Modern…"」はどう考えても、自分の人生を最高に楽しくしてくれた"親友"みたいなものなんです。だからむしろ、自分が今までやってこなかった、でも今やりたいとか、十代の頃は表現力がなくてできなかったようなことをやりたいと思いました。新作は、その結晶みたいなものです。
インタビュー:佐伯明
そして来月5日には13枚目のニューアルバム「MUSIC LIFE」もリリース。それに先立ちメンバーそれぞれがニューアルバムを語るインタビューシリーズをアップ。第1弾はTAKURO!
――新しいアルバムが完成しました。
■TAKURO:アルバム・タイトルは『MUSIC LIFE』ですよ。我ながら思い切ったなと(笑)。新作には多くのドラマーたちが参加してくれたことで、ザ・ローリング・ストーンズの"グレート・ギターリスト・ハント"(オーディション)にかけて、GLAYの"グレート・ドラマー・ハント"じゃないか?ということで、仮タイトルは『グレート・ドラマー・ハント』だったんですよ。で、JIROの書いたアルバム最終曲は、タイトル無しのまま、いつものように俺が歌詞を書き、できあがった時にGLAYのアマチュア時代からの流れを振り返って「MUSIC LIFEと付けたら、俺たちの歴史そのものだな」と思いました。MUSIC LIFEという音楽雑誌は廃刊になっていて、その意志を継ぐと言っては大げさですけど、おこがましいですがMUSIC LIFEと付けました。
――TAKUROさんが書いた楽曲も、今までの曲とは性向を異にするような曲が多いと思うのですが。
■TAKURO:今回みんなの曲も俺の曲も素直な曲ばかりで、キッズ時代の思いをそのままにというところがあったので、それこそ20周年の集大成ということで、誰にも気を使いませんでした。曲、歌詞、アレンジ、に至るまで。
20年、俺なりによく頑張ったなと思うわけです。浮き沈みの激しい中で、GLAY号という船を漕いできたけれども、少しばかり「GLAYは永遠ではない」とか終わりを受け止める姿勢も大人になってできてきて、だからこそ毎日が大事だし、愛おしい。だからこそこのアルバムはリーダーとしてとかではなく、本当にやりたいことをやってやろうと思いました。もっと自分と音楽に正直でいたいと思った。
――過去の自分楽曲を見つめたところはあったのでしょうか?
■TAKURO:「SAY YOUR DREAM」の時は、自分と向き合いすぎちゃって、「われは人生をかく語りき」みたいだったけど、今回は、いわゆるバンドが映えるようなメロディに対する歌詞にしました。いわゆる「みんなで歌いましょう」というような歌詞。「HOWEVER」みたいな楽曲があったとして、ミュージシャンの多くはそれを越えようとするんだろうけれど、俺は胸張って"「HOWEVER」は「HOWEVER」としてあるしな"と思いました。もうあれに替わる曲なんか必要ないし、「彼女の"Modern…"」はどう考えても、自分の人生を最高に楽しくしてくれた"親友"みたいなものなんです。だからむしろ、自分が今までやってこなかった、でも今やりたいとか、十代の頃は表現力がなくてできなかったようなことをやりたいと思いました。新作は、その結晶みたいなものです。
インタビュー:佐伯明