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2/12 長崎ブリックホールライブレポート

2015年2月12日木曜日。長崎ブリックホールに着くと、エントランスにオレンジのランタンと『熱烈歓迎』と書かれた旗が飾ってあった。ちょうど1週間後の19日木曜日には、長崎の一大イベント『長崎ランタンフェスティバル』が開幕する。祭りの準備が進み徐々に活気づいてきている長崎の街に、今日、約4年半ぶりに彼らがやってくる!

時刻は17時。開演まであと1時間半。すでにロビーやグッズ売り場にはたくさんのファンの姿。立ち見券を求めてやってきたお客さんも列を作っている。先頭にいた20代の男女二人組は「マリンメッセも見たけど、ホールも見たい!」と思って福岡から来たそうだ。

ロビーで長崎在住の20代男性3人組に声をかけてみた。1人は小学5年生の時からのファンで、生まれて初めて買ったCDが『誘惑』。今年の東北にも行ったそうだが「やっぱり地元に来てくれて嬉しい。4年半前のブリックホールではお客さんがおとなしくて、TERUさんが『もっと騒いでよかばい!』と長崎弁で煽ってからの盛り上がり方が凄かったのを覚えています。」彼の影響でGLAYのファンになって8年という、そのグループのもう1人の男性はこの日が人生初ライブ。「ライブ自体が初めてなので純粋に生で観れるのが嬉しいし、それがGLAYだから余計に。」と目を輝かせて話してくれた。するともう1人の男性の彼女さんが遅れて到着。ファン歴16年の彼女と、彼女の影響でファンになって6年の彼。彼女が2008年の思い出を語ってくれた。「2008年のアルカス佐世保公演がセンター試験の5日前で、さすがに行けないとチケットを取らなかったら、母親が私のために取ってくれてて。『どうせ手につかないだろうからライブに行ってらっしゃい』って言ってくれたんです!そのおかげで合格したんですよっ!!東京ドームも行くけど、今日は地元だし、大きな声でアンコールしたいです!」そう話す彼女を優しく見つめる彼も「久しぶりのライブなので楽しみ。」と高揚感溢れる表情で語ってくれた。
この会場の約2000人のそれぞれが、彼らの音楽とともに残した大事な思い出を抱えている。

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